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「ホームステイ ボクと僕の100日間」(2018)/タイ映画にハマりそう

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今月観た「バッド・ジーニアス」でタイ映画のポテンシャルの高さに驚かされて、次に評価が高い「ホームステイ ボクと僕の100日間」をアマプラ鑑賞。

こちらも想像を凌駕したクオリティだった。

ロケーションやアングル、画角内要素、すべての映像に工夫が感じられ、どのシーンも面白く、絵画のように美しい。最初のビルの壁シーンから凝りに凝っていて、一気に物語に引き込まれた。

何らかの理由で死んでしまった主人公が、自殺した高校生の体に100日間だけ乗り移り、彼の自殺の理由を探るというストーリー。

タイトルからコメディ映画を想像していたが、コメディ要素は皆無で、かなり本格的なサスペンスミステリーだった。

序盤は、人生を取り戻した主人公が恋に部活にと高校生活を謳歌する展開。日本のフワフワ学園恋愛映画を観ているようで(シーンのクオリティは段違いだが)、おじさんには少し退屈であくびが出た。

しかし中盤にキーアイテムとなるノートパソコンを見つけてからは、ムードがガラッと変わる。

次々と真実が明らかにされていくサスペンス展開に、一気に物語へ引き戻される。いや、構成が上手い。

ちょっと哲学的というかフワッとしたラストには正直釈然としないが(サスペンス的な論理的な解答はない)、不幸まっしぐらに突き進む主人公を、しっかり暖かい場所へ引き戻したグッドエンドだった。

タイ映画は2作目だが、今のところハズレなし。次はアマプラのサジェストに挙がっている「すれ違いのダイアリーズ」を観よう。ハマりそう。

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