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【備忘観戦録30~対イーグルス~●】9回裏2アウト、粘りの17分

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勝利投手 楽天 田中将 (3勝1敗0S)
敗戦投手 日本ハム 加藤 (2勝2敗0S)
セーブ 楽天 松井裕 (1勝1敗8S)

野村佑希のイケメン三遊間

今日の試合の見どころは9回裏2アウトからだった。ここからのファイターズの粘りは、これまでの8イニング2/3の奮闘さえ上書きしてしまうほどのインパクトと興奮を残してくれた。

イーグルス先発・田中将大に8イニング無得点とこてんぱんにやられた後、2点ビハインドの9回裏。当然のように、イーグルスのマウンドに上がったのは守護神・松井裕樹だった。

松井といえば、今季開幕して間もない頃(4/10)、同点から打ち崩してサヨナラ勝ちした試合の記憶が強い。それでも、松井がマウンドに立ったときの絶望感はまったく色褪せない。松井とは今季すでに4度対戦していて、残りの3度は完璧に抑えられていた。

今日も圧倒的な投球で2者連続三振を奪われ、簡単に2アウトまで取られてしまった。

ここまで全くと言っていいほど、良いところを見せられていないファイターズ打線。マー君には子供扱いされ、最終回も松井に力でねじ伏せられようとしている。このまま終わってしまうのはあまりに切ない。

「逆転しろとは言わない。ノム頼む! もうひと山だけくれ!」

おれはテレビ前でひざまずき、打席に立つファイターズの若き大砲に向かって、本当に声に出して懇願した。

そして、その願いは通じた。

1ボール2ストライクと追い込まれれた5球目、イーグルスバッテリーが”決めに来た”フォークボールを、野村佑希は強く叩いた。

強烈な打球は三遊間を瞬く間に駆け抜けた。ベンチから拍手を贈るビッグボス。苦笑いの松井。一塁を駆け抜けながら冷静に打球の行方を確認するイケメン野村。テレビの前で「ありがとう、ありがとう」と念仏のようにつぶやくおれ。

ご存じの通り、この野村の三遊間が突破口となり、続く近藤健介のあのセンター超えタイムリー二塁打が飛び出した。さらにこれによって松井は制球を乱し、連続四球で満塁、「一打逆転」というところまで追い詰めた。

しかしそこは松井裕樹。最後は残念ながらアルカンタラの三振でゲームセットとなってしまうんだが、その瞬間「ああああ!」と叫びながらも、なぜか心の中に”してやったり感”は残った。松井はこの最後のアウトを取るために、なんと17分も時間を要した。

あえて付け足せば、この試合を作った最大の功労者は、土壇場でようやく目を覚ました打撃陣なんかじゃなく、間違いなく先発の加藤貴之だった。ただ、そんな加藤の好投もすべてこの17分のフリになってしまった。

打撃陣は次こそ加藤にこの借りを返そう。加藤で勝とう。

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